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第18回全国小学生クロスカントリーリレー

[更新] 2015年12月13日 [カテゴリ] 未分類

「あの時」を超えた緊張だったかもしれない。15年ほど前の2001年大会に初出場した時だ。「全国大会」というレベルがよく解らず、小学生だから清新JACでもそこそこ戦えるんじゃないか・・と甘く考えながら全国大会に出場した。何のデータもなく、当時の大会本部とされていた某会社に「前年度の結果表等を貰えないか」と電話したら、けんもほろろに「そういうものは配布しません」と断られた。大会の会場も今の万博記念公園とは違い河川敷で、折から降った雨でコースはぐっちゃぐっちゃだった。

でもひどく緊張した。私が緊張したって仕方がないのだが、ドキドキしながら応援していた。あれから15年ほどが過ぎ今回で10回目の出場になった。正確には2011年大会はエントリーして行くだけだった時に地震で大会そのものが中止になってしまったので9回目の本戦出場ということになる。出る度に緊張はするし、感動も貰える。だが今回の緊張は今までと違っていた。子供達の強さを実感できていたからかもしれない。

緊張して迎えたトライアル女子のスタート。リレー1区の華○の付き添いをしながら号砲を聞いた。「トライアルはチームに流れを引き寄せる大事な役目だ。補欠なんかじゃないぞ、一人一役、この大会は全員で頑張ることが大切だ」と何度も話していた。『麻○、大丈夫かな』と思っている時に「2番手は13番東京」というアナウンスを聞く。「え?2番?」とさらにドキドキしていると、麻○が2番でゴールを駆け抜けた。「2番だ。スゲー!」麻○も嬉し泣きをしていた。ホント、ナイスラン!そして選手の中でも一段と小柄な5年生凛太○のトライアル男子スタート。LINEグループの「清新JACバル」に応援の方々がどんどん状況をアップしてくれるのでリアルタイムで順位を確認できる。凛太○は5位争いグループの中で頑張っていた。結果として7位ゴール、でもこれも凄い。凛太○は昨年5年でトライアルを走った○晴のタイムを上回る結果で、これからが本当に楽しみだ。頑張ったね!

そしてリレーのスタート。トライアルの2人が最高の上昇ムードを作ってくれ、「頑張ろう」とみんなが思ったはずだ。
1区はエース華○。スタート位置抽選が「17」で、スタートの競り合いでもみくちゃになるだろうなと心配していた。予選会での激しい転倒が頭をよぎる。それでも予選会で起き上がって前を追う華○には関係者みんなが感動したはずだ。気迫の走りだった。スタート、やはり強豪選手に囲まれ、うまくいかなかったようだ。が、華○はその秀でたスタミナでどんどん前に上がって来た。序盤、最初の右折から大きなU字カーブは中団あたりで走っていたが、レースが進むにつれて前に上がる。11位→8位→そして7位で中継。本人の目標はもう少し前だったが、エースの役目をしっかり果たしてくれた。お疲れさま、頑張ったよ!
2区は○晴で男子のエース区間になる。今年の春頃は骨折していて走れなかったことが思い出された。くじけずによく頑張って復活したと思う。苦しさをバネにして頼れるエースに進化してくれた。2区では実力者の○晴でもそう簡単には順位が上がらないだろう。その通り、周囲の選手と競り合いながらの我慢の走りになった。キツそうな表情がこの区間のレースの過酷さを物語っている。途中、少し順位が下がったようだが、粘りの走りで7位をキープして琴○に繋いだ。タイムは昨年同区間の翔○と2秒差。トラックの自己ベストが10秒ぐらい違うのでよく頑張れたタイムだ。区間9位、頑張ったね!
3区は琴○。東京都予選会の日から故障に悩まされた。予選会を耐えて走りきり、その後しばらく走れなくなり本当に心配した。琴○自身もとても不安だっただろう。走れなかった時期を乗り越えても、少し走ると痛みが出て練習を止めたことも何度かあった。そして、指示した練習を終えて「どうだ?痛いか?」と聞いた時に首を振る琴○を見た日、どんなに嬉しかったか・・。この大会ではまだまだ本調子ではなかったかもしれないが、頑張って積極的に前を追う琴○が嬉しかった。後半、ちょっと疲れたかな・・・、それでも7位維持で4区へ。よく頑張ったと思う。
4区は一○。スピードには自信を持っているがスタミナ的にはちょっと不安そうだった一○。クロスカントリーはタフなコースなので、どうかなと思ったこともあったが、芝はすこぶる強い一○だった。つまりスタミナがない訳じゃないということだと理解。でも時折、練習で弱さを見せる一○を見て、予選会後急成長した凛太○とだいぶ迷った。最後は6年生の意地に4区を任せた形になった。一○は結果的には少しだけ順位を落としたが、でもタイムは華○と同タイム、凛太○とも同タイムで9位でタスキを繋ぐ。一○も本当によく頑張れていたと思う。
そして怒涛の突っ込みで一気に順位を上げた5区友○。ごぼう抜きだ。11秒差あった4位チームをも一気に抜いて4位争いの先頭でグループを引っ張る形になった。友○は日頃の練習でも、華○についてついて頑張る形でどんどん力をつけ、5年生としては過去に例のない強さまで成長している。さらに競り合う相手がどんな強さでも怯まない積極果敢な走りが友○の凄さだった。その凄さを存分に見せてくれ、5区の最後まで壮絶な競り合いを展開してくれた。最後のスパートで4位に1秒差の5位で中継。そして友○が頑張って6位を6秒引き離してくれたことが、ミラクルへと繋がっていく。凄い勝負だった。
アンカーの陽○が走り始めた時、正直、まだ入賞できるのかは判らなかった。友○は6位を6秒引き離して繋いでくれたが、8位9位とも9秒差だったし、細かいタイムは理解できていなかったものの、見た目の差がそんなに大きい訳ではなかったからだ。6区も強い選手が配置されていると考えてよい。でも、清新JACのアンカーはここ一番の本番にめっぽう強い陽○だから絶対になんとかしてくれると信じて応援した。中盤で前との差を詰め始めた陽○、気持ちが高ぶって本当にドキドキした。後半、後続に差を詰められ後ろを振り返っていたが2秒差で逃げ切って5位入賞!本当に嬉しかった。

10回目の東京代表でようやく5位に入賞ができた。今年の選抜メンバーたちは練習会を休んだことあった??というぐらい、練習日には全員が揃って練習できていた。こんなこと保護者の方々の前向きな協力なしには絶対にできないことだ。保護者の方を含めてみんなで目指し、獲得した5位入賞だった。全てがスムーズにいった訳ではない。でも、いろいろあっても絆が太かったことに間違いはない。故障もあったし、心配もしたし、頭を悩ませたこともあったがこうして入賞できて全てが昇華されたような気がした。

みんな、本当に心から感動させて貰った。ありがとう!嬉しかった。
それからLINEの「清新JACバル」の書き込みと応援にも感動した。東京でみんなが応援してくれていることがダイレクトに伝わってきた。応援をありがとうございました。

昨年に引き続き、会場に来て応援してくださった尾○父、ありがとうございました。テントもシートも助かりました。レース展開のバルへの書き込みもありがとうございます。現地で小学生たちのアップを担当してくれた○作、柚○、ありがとう。君たちのアップの効果も、確実に選手たちの力になった。当日は、保護者応援の方々と会場を走り回って応援し、子供達が目標に向かって必死に走る姿、仲間を応援する姿を見て、大いに感動した。自チームの応援もさることながら、かつて所属していた清新JACも応援してくれた○務母、雄○、ありがとうございます。
出発の日に「最後も一緒に練習する」と葛西臨海公園に来てくれた介○、前日にわざわざメッセージカードと差し入れを持って来てくれた悠○、お守りをくださった中○母、それから今まで一緒に練習し続けてくれた仲間達、たくさんのメッセージをくださった関係者の方々、一緒に応援した選手達のお父さん・お母さん・おじいちゃん・おばあちゃん、ありがとうございました。

また来年に向かって頑張ろうと思う。
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