「夢を叶える」ことはなかなかできないことだ。
大迫が清新JACの部員だった中学時代、卒業の時に書いてもらった大迫のコメント用紙をお母さんが送ってくださった。当時の清新JACは正しく黄金時代で関東大会に部員9人が出場し、7人が入賞。そしてその関東大会の3000では1・2・3フィニッシュでメダルを独占した。さらに全中には7人が出場し、男子3000と1500で3人が入賞、3000は山野2位、大迫3位、1500で山野が優勝し谷口が4位だった。ちなみにその時の女子1500の優勝者は、現JPの鈴木亜由子さんだ。当時の部員男子上位6人の3000の平均タイムは確か8分58秒という凄さだった。最高の思い出だ。それが2006年。
あれから10年が経過して大迫が日本選手権で二冠を達成し、夢を描いた通りにオリンピック選手になった。きっと10年前の「頑張れ」という自分の声も届いたに違いない。大迫、凄かったな。
今回は、関東全中を目指す中学生5人を連れて日本選手権を観戦に行った。大迫に加えて、翼も2種目に出ていたから。2週間後に中学生達の都大会が開催される。中学生達の心には大迫がオリンピックを決める姿がくっきりと刻まれたはずだ。自分が今の夢に向かう姿と大迫の姿を重ねて、気持ちを新たにしたのではないか。大迫達や翼達の「あの夏」も熱い暑い夏だった。そのひたむきな姿に息が詰まりそうになったことが何度もあった。それは今も同じだ。
清新JACの部員達、夢を持って走っていこう!自分の夢のために最大限の努力をしよう!
もちろん、寝てみる夢ではなく「起きて見る夢」だ。夢を持つことは「夢に向かうパワーを得ること」と理解している。勝負の7月のために今日からしっかり仕上げていく。勝負だ!